Kのブログ

蝶の採集記等を投稿していきます。

中部山岳の亜高山地帯の蝶達

 

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先日、高山蝶の撮影のため群馬、長野、岐阜の3県へ1泊2日で向かいました。

2日間でコヒオドシなどの高山蝶を含む計30種と遭遇しました。

その30種中撮影できた蝶達を紹介したいと思います。

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1日目 群馬県

標高1800m〜2000m付近

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オオチャバネセセリ

Polytremis pellucida pellucida (Murray, 1875)

 

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コチャバネセセリ

Thoressa varia (Murray, 1875)

 

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ヒメキマダラヒカゲ

Zophoessa callipteris (Butler, 1877)

 

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ミヤマシロチョウ (群馬県指定特別天然記念物)

Aporia hippia japonica Matsumura, 1919

 

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ゴイシシジミ

Taraka hamada hamada (H. Druce, 1875)

 

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フタスジチョウ中部山岳地帯亜種

Neptis rivularis insularum Fruhstorfer, 1907

 

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ギンボシヒョウモン本州亜種

Speyeria aglaja fortuna (Janson, 1877)

 

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ヤマキマダラヒカゲ名義タイプ亜種

Neope niphonica niphonica Butler, 1881

 

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エゾミドリシジミ(日本固有種)

Favonius jezoensis (Matsumura, 1915)

 

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ウラジャノメ本州亜種
Lopinga achine achinoides (Butler, 1878)

 

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ウラキンシジミ(日本固有種)

Ussuriana stygiana (Butler, 1881)

 

長野県

標高1000m付近

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ジャノメチョウ

Minois dryas bipunctata (Motschulsky, [1861])

 

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2日目岐阜県

標高1100m付近

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ヒメシジミ本州・九州亜種

Plebejus argus micrargus (Butler, 1878)


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キマダラセセリ

Ochlodes venatus venatus (Bremer et Grey, 1852)


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モンキチョウ

Colias erate poliographa Motschulsky, [1861]

 

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ウラギンヒョウモン

Fabriciana adippe pallescens (Butler, 1873)

 

岐阜県

標高1500m付近

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ヤマキマダラヒカゲ名義タイプ亜種

Neope niphonica niphonica Butler, 1881

 

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ヒメキマダラヒカゲ

Zophoessa callipteris (Butler, 1877)

 

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ゴイシシジミ

Taraka hamada hamada (H. Druce, 1875)

 

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コムラサキ

Apatura metis substituta Butler, 1873

 

長野県

標高1900m付近

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コヒョウモン本州中部亜種

Brenthis ino tigroides (Fruhstorfer, 1907)

 

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ヒメシジミ本州・九州亜種

Plebejus argus micrargus (Butler, 1878)

 

長野県

標高1500m付近

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ヒオドシチョウ(夏眠中)

Nymphalis xanthomelas japonica (Stichel, 1902)

 

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カラスシジミ

Fixsenia w-album fentoni (Butler, [1882])

 

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以上20種でした!

では、また👋

埼玉の蝶

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先日、蝶友と土日に長野に行く話をしていたのですが

豪雨の予報が出ていたため中止に。

東京も豪雨の予報が出ていて家から出られないと思っていたのですが、午後から急に晴れ間が見え始めていたので急遽蝶友を誘い、埼玉県へ蝶の写真を撮りに行ってきました。

そこで出会った蝶たちを紹介していきます。

 

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キタテハ(夏型)

Polygonia c-aureum c-aureum (Linnaeus, 1758)

【2021年7月3日 埼玉県南部】

 

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ヒメウラナミジャノメ

Ypthima argus argus Butler, 1866

【2021年7月3日 埼玉県南部】

 

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キアゲハ(幼虫)

Papilio machaon hippocrates C. Felder et R. Felder, 1864

【2021年7月3日 埼玉県南部】

 

最後に、サムネイルにもしていますが

この日遭遇して最もテンションが上がった蝶です。

 

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アサマイチモンジ

Limenitis glorifica Fruhstorfer, 1909

日本固有種

埼玉県レッドデータブック(2018年動物編) NT2(準絶滅危惧種)

【2021年7月3日 埼玉県南部】

 

撮影したかった蝶の1つであるアサマイチモンジを撮影することができました。

いつも地面に吸水していたり、獣糞に集まる蝶なので

花で吸蜜する姿の写真はレアなのではないでしょうか?

 

しばらく雨続きです。

梅雨の晴れ間を待っていたらもうゼフィルスの時期が過ぎようとしています。

早く山へ行きたいですね...

では、また👋

 

 

 

ゼフィルスの季節

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5月に入り、関東でも至る場所からアカシジミやミズイロオナガシジミの目撃情報が出始めました。

ゼフィルスは去年の8月にアカシジミやアイノミドリシジミ、エゾミドリシジミを長野で見たのが最後。

週末から梅雨入りするという予報なので、急遽ゼフィルス探しで近所の都内某公園へ行きました。

 

クヌギやコナラ、カシワの葉を見ながら自転車で進みます。

 

まぁ23区内のゼフというだけあってなかなかいない...

諦めて公園出口へと自転車を進めてると、ふと上空で赤色の鱗翅目が飛び出しました。

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探していたアカシジミです。

この日は手際の悪さ故にカメラすら持っていなかったので、スマホで撮影

画質最悪です😇

 

翌日に同じ場所へ。アカシリベンジ。

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やはり同じ木にいました。

 

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アカシジミ(赤小灰蝶)

Japonica lutea lutea (Hewitson, [1865])

東京都レッドデータブック 記載 23区 絶滅危惧種II類(VU)

 

個人の採集は禁止されていない公園なので、早速ネットイン。

実は初採集。

 

梅雨入り前の貴重な晴れ間。

ゼフィルスやヒョウモンの季節はほとんどが雨で予定が潰れるので貴重な1頭になりました。

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次はミドリシジミやチョウセンアカシジミを狙います。

 

 

スプリングエフェメラル採集①

こんにちは、Kです。

先日、1年で春にしか現れない蝶

スプリングエフェメラルを求めて都内の山へ採集に行きました。

 

4ヶ月以上まともに捕虫網を振っておらず、腕が鈍っていないかと若干の不安を抱えながら6mの網を片手に林道へ突入。

 

時間帯は早朝とのこともあって、全く虫がいない。

何か動いた!と思ったらだいたいハエ。

 

気分が落ちて行く中、ふと私が持つ青のネットに蝶が誘引され向かってきました。

 

すかさず網を振り、ネットイン。

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まず最初に遭遇したのは、越冬明けのテングチョウでした。

目当てではないので即リリース。

 

そして、しばらく歩いていると草原へ出ました。

ここならいるだろう、、と思い練り歩いたんですが

舞うのは全てテングチョウ、テングチョウ、テングチョウ、、とテングパラダイス。

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この蝶はここの辺り一帯では年中見れるド普通種。

普段ならテングでも遭遇すれば嬉しいのですが、

今日は今のところ遭遇する全てがテングチョウ。

違うんだ、、君じゃない...

やっぱ場所が悪いのかな?

 

ポイントを変えて、尾根沿いを歩いてみることに。

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3時間ほど歩き、時刻は午前10時を過ぎました。

もう完全に諦めムード。

 

時期が早かったのかな...と、捕虫網をしまいカシワとクヌギ、コナラが生える尾根を歩いていると

1頭の小さな黒い影が真横を通過しました。

 

!?

 

今の飛び方...

セセリチョウの仲間だ...!

 

すぐさま閉じていた網を展開し、臨戦態勢へ。

すると後方から飛んできて、目の前の低木に留まり目視で確認できました。

間違いありません。

この日求めていた“ミヤマセセリ”です!

 

息を殺し、そーっとそーっと近づき、、

今だっ!!

勢いよく網を振ります、、!

がっ!!!

ここにきてスカし!

嘘やろ!?!絶望。

狙いの蝶は、コナラ林の彼方へ...

 

でもここは山の尾根。

しばらくすれば風にのって再び戻ってくるはず...

すると...

 

シュシュシュー...

予想通り戻ってきました!!

今度こそネットに入れるべく慎重に...

今だっ!!!隙を逃さずネットを振ります。

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きたーーーー!!今年初のスプリング・エフェメラル...

ミヤマセセリ

Erynnis montana montana (Bremer, 1861)

です!

手を振るわせながら三角紙に入れていると、今度はオレンジ色の大きめなチョウが飛来します。

あれは!!ヒオドシチョウだ!!

いい歳したオッサンが一心不乱に網を振ります(地獄絵図 笑)。

2頭連続ネットインできました(まとめてネットに入れたので片方がボロボロになってしまいましたが...)

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ヒオドシチョウ 

Nymphalis xanthomelas japonica (Stichel, 1902)

 

この蝶はスプリングエフェメラルではないのですが、滅多に見れないので一気にテンションが上がります。

 

そして続けて...2頭目のミヤマセセリ!!f:id:j0Xjdu5WR1x:20210316123123j:image

さらにさらに!!

私が知るスプリングエフェメラル10種の中の2種目、

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スギタニルリシジミ 

Celastrina sugitanii sugitanii (Matsumura, 1919) 

も採集できました!

 

この日の採集結果は...

ミヤマセセリ2頭

スギタニルリシジミ1頭
ルリシジミ1頭

ヒオドシチョウ2頭

アサギマダラの幼虫1頭

 

スカ覚悟もしていましたが、思わぬ収穫もあり大満足の採集となりました!

帰り際にコツバメもみられ、春が来たと実感できました!

次の採集は春で有名な、ギフチョウを狙います。

自己紹介

こんにちは、はじめまして。
K と申します。

当記事を見に来ていただきありがとうございます。

初めての投稿なので簡単に自己紹介をしたいと思います。

 

宮崎昆虫同好会 に所属

産まれも育ちも宮崎で、高校卒業後東京に上京し就職。

関東近辺を中心に蝶を採集したり、飼育しています。

 

ブログには採集記を投稿していこうと考えております。

 

Instagramにも蝶の生態写真等を投稿しています。

アカウントへのURLを貼り付けていますので、興味がおありになる方はご覧ください。

 

Instagram

https://www.instagram.com/ki08_fabriciana_adippe/

 

よろしくお願いいたします。

 

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